暑さが招く熱さ ※
「いらっしゃい、ヌナ。ここが僕たちの宿舎だよ」
オフが重なった今日、ヌナを宿舎に呼んだ。
「ニエルの彼女?綺麗な人だな」
「ほんとほんと、ヒョンにはもったいないよね」
「ニエルのことよろしくねー」
「みんなもういい?僕たちもう部屋行くから」
メンバーに囲まれそうになっているヌナの手を引いた。
『よかったの?私まだちゃんと挨拶してないけど』
「いいのいいの、それよりさ…」
部屋に入ってドアを閉めて、ヌナをじっと見る。
「今日のその服……」
ヌナが着ていたのは、白いワンピース。
しかもけっこう薄手。
しかも肩が出てる。
しかも丈が短い。
『今日のために新しく買ったんだ。どう?』
スカート部分を両手で掴んで僕を見上げる。
上目遣いとか…正直可愛すぎる。
でも、
「今日のため?メンバーいるって言ったよね?」
『うん…』
「じゃあなんでこんな格好してきたの」
皆ヌナを鼻の下伸ばして見てたの気付いてた?
ヌナの顔の横に肘を置き、もう片方の手でドアに鍵をかけたあと、ヌナの腰から太ももまでゆっくり撫でる。
『ちょ、ニエル!?』
「下着一枚だけって…屈んだり風が吹いたりしたらすぐ見えちゃうじゃん」
『だって、今日暑かったし…』
「暑い?だったら…」
背中にあるジッパーを下ろして、両肩を出した。
『ニエル!?何してっ』
慌てて隠すヌナ。
「暑いんでしょ?だったら脱いだら?」
『やめてよっこんな冗談…っ』
僕の手首を掴んで抵抗するヌナの口を塞いだ。
『ふっ、んん、ぁ』
口内を味わうように舌を絡ませて唇を離すと、潤んだ瞳と目が合った。
ほら、もう”その気”の顔だ。
ワンピースをはだけさせたままヌナをベッドに倒した。
『ニエル、こ、ここで……?』
「お仕置きしないとね?」
頭の上でヌナの両手を押さえてもう一度口付ける。
そうしてる間に服の上から胸の膨らみを揉んだ。
『んん、ニエルっだめ、あっ』
「だめ?体は正直みたいだけど」
宿舎なんて、場所を考えただけで興奮する。
すぐ隣の部屋にはメンバーがいて、面白がってこの部屋に聞き耳をたてているかもしれないし。
たった1枚のワンピースを脱がして、僕もTシャツを脱いだ。
下着の上からそこに触れると、すでに熱く蜜で湿っていた。
じわじわ撫でると少しずつしみが出来てくるのがわかった。
『やっ、ねえニエル…』
「なに?」
『…っ』
直接触れないからもどかしいんでしょ?
真っ赤な顔を僕に向けて。
それがなんとも官能的で、僕を煽る。
下着の脇から指を忍ばすと、そこは十分過ぎるくらいに溢れていて。
「ヌナ、かなり興奮してるでしょ。ほんとやらしー」
『っ…!!』
耳まで真っ赤にして顔を背けるヌナ。
ヌルっとしたそこに指を2本入れると難なく呑み込んで
『ひゃっあぁ、』
きゅ、と指を締めてきた。
いやらしい音を立てながら中をかき乱す。
『ん、ぁあっ』
知っているヌナの良い所に一瞬触れるとヌナは背中を反らして声を張る。
すぐにそこを外して内壁を擦る。
荒い息遣いと卑猥な水音が部屋に響く。
『やっ、にえるぅ、ぁん』
苦しそうなヌナの声が僕を求めてくる。
「お仕置き中だよ。まだイカせない」
『ゃだぁ、も…いきたぃぃ」
普段絶対口にしないことを言うほど苦しいんだろうね。
そろそろ許してあげよう。
「もうこんなやらしい服着て宿舎に来ないって約束する?」
『ぅん、する…』
瞳に涙を溜めて何度も頷いた。
「じゃあもうお仕置きはおしまい、」
両手を開放して、下着を下までおろす。
すぐに再び指を入れて、良い所に当てながら激しく動かした。
『ああん、やっああぁっ』
焦らされていたところから一気に頂点に達して、荒い呼吸も整わないうちに自信をねじ込んだ。
『ああっそんな、いきなりっ、』
「ぅっ…」
イッたばかりのそこは僕を押し返そうと締め付けてきて、それだけで達しそうになるのを耐えるのが大変だった。
奥まで到達したあと、ゆっくり律動を始める。
『ああ、ん、はぁ』
ヌナの手に後頭部を引き寄せられ唇が重なる。
お互い理性なんてとっくになくて、求めるままに深く口付けていた。
『はっ、にえる…もぅ、あっ』
「イっていいよ…僕も、やばいっ」
もう一度口付けて、腰の動きを速めた。
『んんやっぁ、んんんっ』
ヌナの声を口内で受け止めて、追うように僕も達した。
『信じられない、宿舎でするなんて。隣に皆いるのに』
乱れた服を直しながら、ご機嫌斜めなヌナ。
「ヌナが悪いんだよ?こんな服着てくるから」
『だって、早くニエルに見せたかったんだもん…』
ぶぅ、と唇を突き出してるヌナ。
それがたまらなく可愛くて愛しくて、その唇に軽くキスをした。
「2人の時に着てよ、そういうの」
『ニエルこそ2人の時にしてよね、こういうこと』
……………
「じゃあ今から2人になれる所、行く?」
『今日はもういい』