「ヌナー、まだー？」『もうちょっとー！』女の子は出かける準備に時間がかかる。好きな人とのデートならなおさら。 ポニーテールに黄色いワンピース。マスカラもチークも気合いを入れる。最後に、新しく買ったグロス。 ちょっと、盛りすぎ…？いやいや、そん…

朝、耳元で鳴り響くアラームを急いで止め、隣で寝ているニエルを起こさないようにベッドを出る。 「ん…もう行くの？」『あ、ごめん起こしちゃった？』「…黙って行こうとしないで」『だってニエル、疲れてるでしょ？』「わかってないなぁ」 きゅ、と手を握ら…

はじめまして、きゃしーです。 今さらですが、この場を借りてblogの概要(?)について紹介します。 過去の記事を読んでわかる通り、ただの妄想です。全く違う設定、シチュエーションを思い付いたまま書き記しています。 本当に自己満足でやっています(笑)91lin…

今日も私はニエルに抱かれる。 正確には、抱いてもらう。 「はぁ、ヌナっ…」『あ、んっニエル…だめっ』 太ももに欲望が放たれ、ニエルが覆い被さる。 「ヌナ、愛してる」『ニエル、私は…』「わかってるよ。僕は２番目」 いけないとわかっているのに、体はニ…

※おやすみ３秒"の続き(?)になります。 あれ、朝……？わ、私昨日あのまま寝ちゃった？服着たままだし、した記憶もないし… 隣を見るとまだすやすやと寝息をたてるニエル。 『ニエル……ごめん』 ニエルのさらさらの髪を撫でる。 「…ってことは、わかってる？」 く…

この時期になると、乾燥がひどい。唇もがさついて、リップクリームは必需品。 「リップクリームってそんなに大事？」『大事だよー、乾燥したら荒れちゃうでしょ』「僕はあんまり気にならないけどなー」『ニエルは人前に出る仕事なんだから、気にしたほうがい…

すっかり朝は寒い季節になった。 『ニエルー起きて』 「んん…」 朝ごはんの準備ができたとニエルを起こしに行くと、顔が半分隠れるくらいまで毛布を被っていた。 「……あと5分」『それもう３回目だから』「布団から出たら寒いもん…ヌナももうちょっと寝よう？…

夜中にふと目が覚めた。お腹、痛い…生理痛というものは、寝ていても構わずに発生するから本当に困る。 大きく深呼吸をして、お腹をさする。 「ん……ヌ、ナ？」『ごめん、起こしちゃった？』 隣で寝てたニエルが起きた。「どうかしたの？」『ちょっとね、お腹…

Prrrrrr.... 電話だ…せっかくのニエルとの時間なのに… 「出なくていいの？」画面には職場の上司の名前。休日に仕事の電話なんてしてこないでよ… はあ とため息をついたあと、ニエルにごめんと言って通話ボタンを押した。 『もしもし────』 この前提出した企…

「今日ね、撮影でチョンジヒョンが女優さんとキスしてたの！しかも何度もカット撮っててさ、チョンジヒョンってやっぱり経験豊富だなぁ」『ニエルは？』「え？」『キス、したことあるの？』 「なっななないよ！キ、キスなんて…」 動揺して少し俯いてる。……か…

「もしもしヌナ？今の僕の活躍見てた？」『うん見てた。かっこよかったよ』「やった」 運動場と観客席が遠いからと、同じ場所にいるのに電話をくれる。なんか変な感じ。 そしてニエルは、ピンクのジャージが、女の私より似合っている。 「お弁当一緒に食べよ…

肌寒い夜、毛布をかぶっていると後ろがもぞもぞして、背中からぎゅうっとしてくるニエル。 「あーあったかい」さらさらの髪の毛がうなじにあたってくすぐったい。 「いいにおいがする、落ち着くにおい」 後ろ髪をかきわけてうなじにキスをされる。寒いのは苦…

デートをして、家に帰ってきて、テレビを見ながらまったり過ごして、忙しいニエルとの貴重な時間。 「そろそろ寝る？」『ん、でも…』 明日からニエルはまた忙しくなるから会えないみたいで、仕事があるから寝させてあげたいのもあるけど…もう少し起きていた…

「先輩ってば、また残業？」『あ、ニエル。そうなの、今日中にどうしても片付けないといけないのがあって…』 隣で頬杖をついているニエル。視線がちょっと気になったけど、少しでも早く帰るためにパソコンに向かった。 静まった部屋に、キーボードを打つ音が…

上司も同期もみんな帰宅していく中、独りパソコンに向かい残業中… 「──ぱい……せーんぱい」 『うわっニエル!?どうしたの!?』後輩で恋人のニエル。社内恋愛は禁止だから２人だけの秘密。だから、もう帰ってるかと思った… 「どうしたの!?じゃないよ。今何時だと…

「わぁ、ねえヌナ見て見て！」『どうしたの？ あ、月…すごい綺麗』 今夜は見事な満月。雲はないけれど霧がかっていて、光が広がるようでとても幻想的。 隣のニエルを見ると、月に照らされた横顔がなんだか妖艶で、そっちに見とれてしまいそう。 「…ヌナ？」…

せっかくのオフの日。家でゆっくりさせてあげようって決めたはいいけど… さっきからスマホばっかり……『ねえニエルー 』「んー」『私暇なんだけどー』「んー」『誰とメールしてるの？』「んー」 だんだんいらいらしてきた…『ニエルってばー』「んー」『ちゃん…

「わ、すごいにおい…」『ああ、ごめんね、マニキュア塗ってて』「ピンク？かわいいね、ヌナに合ってる。ね、僕も塗ってみたい」『ニエルも？』「うん、ヌナの爪に」 なんだ…まあ、そりゃそうか。 『いいよ、お願い』「ふふ、やった」 左手は終わったから、右…

「ねえねえ、ヌナは僕のどこが好き？」 突然何を聞くかと思えば…『えー、そんなのたくさんありすぎて答えきれないよ。でも、強いて言うなら、いっつも笑顔で可愛くて、私を元気にしてくれるところ。かな』 「ふふ、うれしい」 ふにゃっと笑うニエル。その笑…

ニエルと映画。遅い時間なせいか、最後列に座った私達からは空いている席が目立っているのがよくわかる。選んだ映画はラブストーリー。 甘い雰囲気のシーンにうっとりみとれてしまった。 あれ、なんか前にいるカップル…キス、してる…？ 「ヌナ…」ひじ掛けに…

「ただいま、」『おかえりニエル』 日頃の練習のせいか、少し疲れた様子で帰宅したニエル。明日は仕事が午後からみたいで、今日はうちに泊まりにきた。 『お疲れさま、ごはんできてるよ？それとも先お風呂入る？』 「ん、ヌナ」『ん？』 ゆっくり近付いてき…

「ねえヌナ、聞いてる？」 『あ、ごめん』 仕事でちょっと失敗した。落ち込んだ気持ちをずるずる引きずってたみたい。 「何かあったんでしょ。今日のヌナ元気ないもん」 気づかれてたか……「ヌナに元気がないと僕も元気が出ないよ。あ、そうだ！」急にひらめ…