ニエルのキス ※
※おやすみ3秒"の続き(?)になります。
あれ、朝……?
わ、私昨日あのまま寝ちゃった?
服着たままだし、した記憶もないし…
隣を見るとまだすやすやと寝息をたてるニエル。
『ニエル……ごめん』
ニエルのさらさらの髪を撫でる。
「…ってことは、わかってる?」
くりくりの目がぱっちりと開いて、撫でていた私の手を掴む。
お、起きてた……?
「キス、そんなに気持ちよかったの?」
妖しく微笑んでベッドに引き戻される。
『う、うん…ごめん』
「ふふ、怒ってないよ」
いきなり深い口付け。
ニエルの舌が口内を撫でまわす。
『ふ……ぁ、』
まただ。意識をかすめるくらい気持ちいいキス。
これは…こんなキスをするニエルが悪い。
ちゅ、と音をたてて唇が離れる。
ニエルの唇が艶やかで、すごくいやらしい。
『はぁ……ニ、エル』
「だめだよヌナ、そんな顔、やらしすぎる」
また始まる甘い口付け。
Tシャツの中に手が忍び込んでブラをずらす。
『んっニエル、仕事っ…』
「大丈夫、今日は午後から」
あっという間に服を剥ぎとられ、ニエルと肌が直接触れる。
細長い指が、すでに熱くなったそこに届く。
「もう濡れてる…」
『ゃっ…ニエルっ』
内壁を優しく撫でられ、どんどん潤いを増す。
「ヌナ、いい?」
『ん、きて』
「やばい、今のすごいかわいい」
ゴムを装着して、ニエルの熱くなったものが宛がわれる。
『あ、ニエっ、おっきぃ…』
「んぁ、ヌナの中、あったかい」
始めはゆっくりだけど、お互い余裕がなくなって、自然と動きが速度を増す。
『あぁっだめ、もう…ニエルっ』
「いいよ…いって?僕も、もうっ…」
2人の息遣いが荒くなって頂点へ達するとき、ニエルに唇を塞がれた。
『んんっ、はあっ』
「ん、ぁっ…」
中でニエルの熱がゴム越しに広がるのを感じた。
しばらく息を整える音だけが部屋に響く。
『…朝から激しいよ』
「昨日ヌナが我慢させるからだよ…」
『だってニエルのキスが…気持ちいいんだもん』
「え?もういっかい、言って?」
『やだ、絶対聞こえてた』
「僕のキス、好き?」
『わかってるくせに…』
ニエルに背中を向ける。
「ふふ、ヌナかわいー」
後ろから強く抱きしめられる。
まだ服を着ていないから、ニエルの素肌に包まれるけど、
『ねえニエル、まだ足りないの?』
当たってるよ…
「おねがい、もういっかい」
しょうがないなあ…
仕事遅刻しても知らないよ?