2番目から ※
今日も私はニエルに抱かれる。
正確には、抱いてもらう。
「はぁ、ヌナっ…」
『あ、んっニエル…だめっ』
太ももに欲望が放たれ、ニエルが覆い被さる。
「ヌナ、愛してる」
『ニエル、私は…』
「わかってるよ。僕は2番目」
いけないとわかっているのに、体はニエルを求めてる。
私の心は今、誰のもの?
「ヌナ?泣いてる、の…?」
『ごめ、なさ い』
こんなのダメだ。
曖昧な気持ちでこんなことして、ずっとニエルを傷つけてた…
『ニエル、』
「なに?」
『もう、やめよ』
「え…?」
『こんなの、ニエルが辛いだけだもんね』
「それって…」
『彼と別れてくる。』
「………え」
『だから、私を彼女にしてください』
やっと気づいた。
抱かれる度に感じていたのは罪悪感じゃなく、恋だった。
(Twitterアカ作りました@TT_cathy)