ちゃんななにえる

きゃしーです。TEENTOPの天使ニエルの妄想炸裂溺愛中の変態です。@TT_cathy

I want you


今日は久しぶりにニエルに会える。


カムバの準備が忙しかったのが少し落ち着いて、今日家に泊まりに来ることになった。



最後に会ったのは1ヶ月と少し前。



忙しいだろうと思って私から電話とかは極力控えていたから、


ニエルが髪色を変えたとか、そういうことはファン達がブログやツイッターで教えてくれた。

それもなんだか変な感じだ。






「ただいま〜」



ニエルは私の家に来ると、"おじゃまします"ではなくいつも"ただいま"。





『おかえりニエルー!』



私も何のためらいもなくこう返して、まだ靴を履いたままのニエルに抱き着く。




「わっ、久しぶりだね。元気だった、よね(笑)」



『うん、ニエルも毎日大変だね。疲れてない?』


「ヌナに会ったら元気出た」


長い腕で優しく抱き返してくれる。




『ふふ、ご飯食べる?』


「食べる!ヌナのご飯久しぶりだなー」



にこにこするニエルを見ると、すごく癒される。


『待ってて、すぐ温めるから』



玄関にニエルをおいてキッチンへぱたぱた向かう。


あり合わせで作ったカレーを火にかけて、ご飯を皿に盛る。



ニエルはソファにコートと荷物を置いて私のもとまでやって来た。



「カレーだ!いい匂い」


『あるもので作ったから味は保証できないけどね』


「ヌナのカレーはおいしいよ、僕が保証する」


『ふふ、なにそれ』



「それよりさ、ヌナ」


さっきより声のトーンが少し下がったのがわかって。





気がついたらニエルの腕が後ろから回ってきて肩を抱かれていた。








『どしたの急に』


「どうしたのはヌナだよ。何か元気ない」


『え』










どうしてニエルは、毎日会ってないのにそんなところに気がつくんだ。






仕事で少しストレスが溜まっていて、そんな時に限って仕事で失敗をした。

いらいらがピークに達して何もかも投げ出したくなった今日。



ニエルに久しぶりに会える。そんな貴重な時間をこんな気持ちで過ごしたくないから、仕事のこと忘れてたのに。




『ふっ………』



気付いたら涙が出ていた。






「…おいで」


ニエルはカレーを温めていた火を止め、リビングまで私を連れていった。




ソファに腰を下ろしたニエルの腿に跨り、子どもみたいに抱き着いた。




具体的な話はしてないけれど、ニエルは優しく背中をさすって うん、うんってただ私の話を聞いてくれた。






泣きながら話し終えてしばらくニエルの肩と首の間あたりに顔を埋めて、

ふう、とやっと一息ついた。



「落ち着いた?」


ぽんぽんと軽く背中を叩かれて、顔を上げてニエルを見た。





「ヌナ顔ぐしゃぐしゃ(笑)」



『言わないでよばかあぁ』



「わあごめんごめん!泣かないで!」



慌てて頭を撫でるニエル。






『……ふふっ、泣いてないよ、もう涙枯れたもん』



「よかった、やっとちゃんと笑った」



頭にあった手が降りてきて頬に触れる。



もう。歳下なのにこの抱擁力はなんなんだろう。




『ニエル、大好き』



「僕も。愛してるから。これからはいつでも連絡して。ヌナからの連絡が迷惑だなんて思うはずないから」


『うん、ありがとう』



ニエルのほうがずっと大人だよ。






ぐうぅ…………


『あ』

「ヌナ?」

『ぷっ、泣いたらお腹すいちゃった』

「ははっ、僕もお腹すいた!早く食べよ!」