君が笑えば
『たっだいま〜』
「おかえりヌナ、なんかご機嫌?」
『そう見える〜?実はね、』
じゃーん、と両手いっぱいの紙袋。
「すごい量…」
『今日友だちと買い物に行ったら、どの店もSALEで、安くなった服たくさん買ってきた!』
これが全部洋服だと思うとさすが女の子だと思う。
『ニエルの服も買ってきたんだよ?』
ごそごそと大きな紙袋を漁ってパーカーを取り出した。
灰色地に背中にロゴが入ってて、シンプルだけど
「かっこいい!」
『でしょ!?絶対ニエルに似合うと思って!』
「ありがとうヌナ」
『どういたしまして!あ、あとこれ見て!』
そう言って取り出したのは1枚のチラシ。
"バレンタイン限定イルミネーション"
『バレンタインはもうちょっと先だけどさ、今日からやってるみたいなの!』
「見に行きたい?」
『うん!』
なんだか今日のヌナは本当にご機嫌で、楽しそうに話しているのを見ると僕まで嬉しくなる。
自然と僕も笑顔になる。
『?どうかした?』
「ううん、ヌナはやっぱり笑ってるときが一番可愛いよ」
『な、なに急に』
「なんでも。ただそう思っただけ」
『ふ、ぅん…////』
君の笑顔が一番大好き。
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もうバレンタインですね……
これからバレンタインのお話書くつもりです〜