ちゃんななにえる

きゃしーです。TEENTOPの天使ニエルの妄想炸裂溺愛中の変態です。@TT_cathy

今日から ※

『は、んっ…にえっ』


激しく揺さぶられながら、正面で顔を少し歪めるニエルを眺める。


汗が滲むその額に前髪が張り付いている。

そんな姿でさえもとても綺麗で、いつも見とれてしまう。

いつも…


その厚い唇はどんな感触なのかとか、

その色っぽい声で愛を囁かれたらどんな感じなのかとか、


考えながらニエルを見つめる。


そんな私に気付いたニエルは、ふっと目を細めて少しだけ笑って、快感でまた目を閉じる。



『あっもう、だめっ、にえるっいっちゃ…』


「っ……ぁっ」



お互いが疲れ果てるまでこれは続き、意識を飛ばして、次に目が覚めた時にはもうニエルはいない。

ベッドのサイドテーブルにホテル代が置いてあって、それを払って一人ホテルを後にする。


これがいつもの流れ。





でも今日は



『ん………』


広いダブルベッドには私しかいなかったけど、

部屋のシャワーが出ている音がした。


重い腰をさすりながら起き上がるとシャワーの音が止まり、中から人が出てきた。


『ニエル…』


「なんでいるのって顔だね(笑)」

『だって、なんで……』


「別に?シャワー浴びたかっただけ」


上半身裸に頭から無造作にかける白いタオル。

その姿がいやらしくて、中心が疼く。


「見過ぎ。また抱いて欲しくなった?」

『っ!ちがっ…』


とん、と肩を押され枕に頭が埋まる。

シーツをめくって、脚の間に手が伸びた。


くちゅ、


『ひぁっ、』

「うそつき。ここは欲しがってるけど?」


わざとらしく音をたてて私を見下ろす。


『ニエル……』


「ふ、やらしー…」


指を1本入れて、少しだけかき回してから


「おしまい」

指が抜かれた。

中途半端過ぎる快感がもどかしい。


やだ、やめないで、なんで…


抜いた指をいやらしく舐めて、あっさりベッドを離れてしまった。


「もう終わりかな……」


え……

『なに、が……』

「…この関係」



恋人が出来たら終わりーーー


そういう約束だった。


このルックスで恋人がいないのもおかしな話だとは思っていたけれど……



この関係もついに終わり………


『ん、わかった』


一瞬で理解したようなフリをして頷いた。



「…なんで泣いてるの」


言われてから頬に涙が伝い、自分が泣いていると自覚した。


『え、なんで……』


やだ、重いと思われるじゃん…

好きって気持ちずっと隠してきたのに……


「早とちり………

俺が今までなんでキスしなかったか知ってる?」


黙って首を横にふった。


ニエルはベッドにまた近付いてきて、頬に伝う涙を親指で拭った。


「キスしたらさ、」


ふわっ、と唇にニエルのそれが重なって、

「好き…」

『え…』

「って言いそうになるから」



思考がついていかない……


てことは、つまり………


「俺の恋人になってくれないかな」



ニエルの唇は想像以上に柔らかくて、

好き、って言葉には心臓を打ち抜くくらいドキドキした。



今日から新しい関係の始まり