Chang×Nie 2
※BLです!閲覧は自己責任で!
あれからチャンジョは、何事もなかったかのようにいつものチャンジョだった。
"好きなんだ。ヒョンのこと"
あの言葉が頭から離れなくて、
あれは本当に夢だったんじゃないか、それとも本当に忘れたの?と僕はずいぶん悩んだ。悩んでいる。
チャンジョと話すときは目を合わせるのが気まずかったし、話し方も少し不自然かもしれない。
宿舎では、リビングで過ごすことが増えた。
R「ニエルヒョン、チャンジョと喧嘩でもしたの?」
リキがソファに座って雑誌を読んでいた僕の顔を覗き込む。
「え なんで」
R「だって最近ずっとリビングにいるじゃん。チャンジョはずっと部屋にいるし。まあそれは前からだけどさ、なんかあったのかなーって」
リキはいつもやんちゃに見えるけど、実は周りをよく見てて、異変もすぐに気付くんだ。
「別に。何もないよ」
平然を装ってすぐに雑誌に目を戻す。
R「ならいいけどさー、ニエルヒョン悩み事とかあったら溜め込まないで相談してね?僕でよかったら話聞くよ」
「えーリキじゃ頼りない」
R「なんだとー!僕だって相談にのるくらい出来るもんね!」
頭を両手で掴んで髪をぐしゃぐしゃにされる。
「あーわかったわかった!相談するって!」
リキの手を掴んで離す。
R「さ!なんでも言って」
僕の隣にちょこんと正座する。
目をきらきらさせて僕を見るリキが犬に見える…
「今?別に悩んでないってば」
こんな悩みは誰にも言えるわけがない。
R「えーつまんないのー」
「僕もう部屋に戻る」
口を尖らせてブーブー言うリキを無視して僕はソファから立ち上がった。
To be continued